アラサー主婦、スペインで大学院生になる。

夫の都合でスペインに引っ越した三十路半ばの主婦が、大学院生になりました。渡西一年でDELE B2をギリギリ取得、ぜんぜん足りないスペイン語力に苦しめられながら、翻訳を学び中です。 

留学生活

修士論文の指導教官との顔合わせ1

私が通う大学院は、1年制である。入学早々、修士論文の準備を始めよとの要請があった。 私の専攻は、翻訳である。しかも、英文学をスペイン語訳する、というのが主な内容だ。普段の授業では、母国語をまったく使わずに何とかしのいでいるわけだが、修士論文…

マダム先生

「英文学翻訳演習」のO先生は、マダム系だ。 翻訳の道ひとすじで40年、学部長もつとめていらっしゃる。 比較的カジュアルな人の多いこの街でも、ワンピースやセットアップでキメている。 英国が大好きで、休みのたびに訪れているらしい。 入学直後に行われた…

外国語を、別の外国語に翻訳するということ。

私は今、スペインの大学院で、英文学のスペイン語翻訳を学んでいる。 同級生のほとんどは、スペイン語ネイティブのスペイン人で、クラスにアジア人は私しかいない。 この学科に自分以外の日本人がいないであろうことは、入学前に想定していた。 英語をスペイ…

若者が何を言っているのか理解できない件

スペインに来て、早1年。 学業を極めるには、まだ圧倒的に足りない私のスペイン語力ですが、意外と大学院の講義は、だいたいの内容を理解できます。先生の喋りって、明朗快活で、外国人にも分かりやすい。 問題は、同級生が何を言ってるのかわからないこと。…