アラサー主婦、スペインで大学院生になる。

夫の都合でスペインに引っ越した三十路半ばの主婦が、大学院生になりました。渡西一年でDELE B2をギリギリ取得、ぜんぜん足りないスペイン語力に苦しめられながら、翻訳を学び中です。 

若者が何を言っているのか理解できない件

スペインに来て、早1年。

学業を極めるには、まだ圧倒的に足りない私のスペイン語力ですが、意外と大学院の講義は、だいたいの内容を理解できます。先生の喋りって、明朗快活で、外国人にも分かりやすい。

問題は、同級生が何を言ってるのかわからないこと。

私の通う大学院は、夜のコースなので、結構社会人が多いんじゃないかなあと期待していたのですが、予想に反して、同級生の大半は新卒の若者でした。この子たちが、まーあ早口なこと・・・。クラスのsns投稿も、略字、若者言葉のオンパレードで、ちょっと何言ってるんだか良くわかんない。(もしかしたら日本語だったとしても、世代の違いでよくわかんない言葉遣いなのかも)。

うーん、まあ自分も十数年前はあんな感じだった気がしないでもないけれども。

クラスの子たちの雰囲気も、国は違えど、「ああ、大学生の時って、こんな感じだったなあ」と、いちいち懐かしく自分の思い出を重ねてしまいます。マドナルドで何時間も喋ってたり(ちなみに、このマック会合時に飛び交っていた会話は半分くらいしか理解できなかった)、お洒落でかわいい子がいるグループが早くもクラスの中心的な存在になってたりとか。

働いてた頃は、ほんとたまーに、「大学時代なつかしい!戻りたい!」って思ってたけど、実際にその場に入ってみると、やっぱりもう、ああいう時間は、自分にとっては過ぎ去ってしまったものであり、二度と戻ってこない類のものなんだなあと実感します。クラスのパワーバランスとかどうでもいいし、マックに長時間いるならどっかのバーで一杯やってササっと帰りたいし。

会社を辞めて外国に来て、「全ては無!一からリセット!」みたいな気分になってたけど、良くも悪くも、積み重ねた十数年間を無かったことにするのは絶対に不可能なのだなあ。